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観智院本類聚名義抄

年代: 院政期:治承二年(1178)以前に成立

所有者: 天理大学附属天理図書館[国立国会図書館デジタルコレクション](https://dl.ndl.go.jp/pid/2609857)

入力者: 池田証寿、凡例・字音情報については鈴木裕也の補いあり

画像

貴重図書複製会(1937)『類聚名義抄』貴重図書複製会、日本古典全集刊行会編(1938-40)『類聚名義抄』、正宗敦夫編(1954)『類聚名義抄』風間書房、天理圖書館善本叢書和書之部編集委員会編(1976)『類聚名義抄 観智院本』(天理図書館善本叢書和書之部第32-34巻)天理大学出版部・八木書店、天理大学附属天理図書館編(2018)『類聚名義抄 観智院本』(新天理図書館善本叢書第9巻-第11巻)天理大学出版部・八木書店

ガイド

出現位置は風間書房版により帖数、頁数、行数、段数、字数を示している。 たとえば、K0804311は風間書房版影印本の僧上(8)、43頁、1行、1字目を示す。帖数は仏上を01、仏中を02、仏下本を03、仏下末を04 法上を05、法中を06、法下を07、僧上を08、僧中を09、僧下を10とする。頁数は3桁で示し、1頁なら001、55頁なら、120頁なら120とする。行数は8行まで、段数は4段までである。字数も10字を超えることはない。それぞれ1桁を割り当てる。

「声点」欄について、声点は朱筆によるものがほとんどである。墨筆による箇所は備考欄で注記したが完全ではない。

「仮名注」欄について、「和」「呉」「俗」の注記のあるものはそのまま残す。仮名に施された声点は〈 〉内に記載する。

「反切」欄について、反切に付される声点は〈 〉で括って示し、仮名注は「 」で括って示した。

見出し字に仮名音注や声点が付される場合、◎などで表す。

不読字を□■または[_](アンダーバー)で表す。

補入を[ ]で表す。

校訂を〔 〕で表す。(例)住 和地音〔ユ〕

出典を《 》で表す。

Nは、濁音または鼻音(特にŋ韻尾)を表す「ン(レ)」符号である。(例)僕 和ホク(N*)=濁音を表す、俜 和ヒヤウ〈平平-N-平〉=二字目のヤに平声点と「ン」符号があることを表す。本来は三字目のウに「ン」符号を付すのが正しく、鼻音韻尾を表している。

合点が付されることを\*(小さいアスタリスク)で表す。(例)借 和\*者ク

備考に音注字、反切上字、反切下字などとある場合、その字は見出し字ではない。(例)実際の注が「人 音仁〈平濁〉「ニン」」とあるとき、「仁 音仁〈平濁〉「ニン」」(備考:音注字)とも表示される。

情報

中国側の字書・韻書などによる反切・類音注と、日本撰述書による反切・類音注・仮名注が混在。

概算では、仮名注約2,300、反切約10,000、類音注約12,400、その他約480、合計約25,000。反切や類音注に施さえた仮名注の数え方で数値は前後する。

漢音は、反切の場合「○△反(まれに切)」、同音字注の場合「音□」「□音」「□◇二音」などと表される。

呉音は、同音字注または仮名音注で「呉音○」「呉○」、「和音□」「和□」などの表示が付されて表される。

声点(声調)は、平声、上声、去声、入声の順に〈平〉〈上〉〈去〉〈入〉と表す。濁音を表す濁声点の場合は、〈平濁〉〈上濁〉〈去濁〉〈入濁〉と表す。声点がない場合は*で表す。(例)佳 和クヱ〈平上〉、追 和ツイ〈*平〉

基本的に声調は平上去入の四声体系であるが、まれに軽声を残し、〈平軽〉〈入軽〉と表す。一字に複数の声点が付される場合、〈平/去〉〈平-去〉などと表す。

なお、呉音の仮名音注の場合、〈*平〉〈**平〉、〈*上〉〈**上〉のような部分差声が多いが、それぞれ平声(〈平平〉)、去声(〈平上〉)と解釈される。呉音は原則として平声、去声、入声の三声体系であるため、入声以外の仮名の二字目に平声か上声を差声するだけで声調が判明するためである。

しばしば漢音の反切や同音字注に仮名の音注が付される場合がある。それを「 」で表す。(例)仁 音人〈平濁〉「ニン」「シム」

このような仮名音注や声点は、朱筆なら漢音、墨筆なら呉音を表していたと考えられているが、現在の観智院本では、その方針が徹底されていない(例に挙げた仁の場合、シムが朱で書かれていて漢音、ニンが墨で書かれていて呉音を表す)。

文献

岡田希雄,類聚名義抄の研究,,,一条書房,1955,,,,,

他省略。詳細は、[HDIC Project](https://shikeda.github.io/)の[類聚名義抄の概要](https://shikeda.github.io/docs/notes/krm_main/overview/1_overview/)の中の[参考文献](https://shikeda.github.io/docs/notes/krm_main/overview/1_overview/#%e5%8f%82%e8%80%83%e6%96%87%e7%8c%ae)を参照。

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