和漢朗詠集
年代: 鎌倉,上帖は1251年加点、下帖は1238年書写
所有者: 専修大学図書館
入力者: 加藤大鶴
画像
専修大学図書館蔵古典籍影印叢刊第一期第七回配本『和漢朗詠集』専修大学図書館蔵古典籍影印叢刊刊行会,1981
ガイド
出現位置は、影印本の上下と丁数と行数とで示す。たとえば、「1-17b3」は上帖の17丁裏3行目を意味する。
情報
m韻尾とn韻尾の区別は消失している。
效摂蕭・宵韻は下帖にエウ表記を保持する。曽摂蒸韻はエウ・イヨウの区別がほぼ消失している。
通摂三等韻、遇摂虞韻、流摂尤・幽韻はイウ表記をほぼ保持する。
カ行合拗音はクワのほかクヰ、クヱも若干現れる。
唇内入声韻尾字は—ウが多く、—フ、—ツ、—ンのほか—ムも見られる。
声点は五声体系と目される。声点は圏点。濁声点は双点。漢音を主体とするが呉音も語彙として混入する。
中低形回避はほぼ認められない。
文献
加藤大鶴,蜂須賀家旧蔵専修大学図書館蔵『和漢朗詠集』の漢字音,跡見学園女子大学文学部紀要,1348-1444,跡見学園女子大学,2022-03,,57,A1-A16,https://cir.nii.ac.jp/crid/1050011008609451520,
西崎亨,蜂須賀家旧蔵専修大学図書館蔵『和漢朗詠集(菅家相伝本)」の訓点,武庫川国文,03898652,武庫川女子大学,1987-03,,29,76-91,,,
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